モジュラー式キーボードキットという選択肢
『くっつきー』キットの特徴
自作キーボードにはそれぞれ異なるアプローチがあります。くっつきーは一般的なキーボードキットとは異なり「継続的にカスタマイズできる」ことに重点を置いたキーボードキットです。
モジュラー設計というアプローチ
一般的な自作キーボードキット
基板ベースの提供で、用意されたパーツをはんだ付けして組み立てます。 作者の意図した完成度の高い配置や打鍵感を実現します。
くっつきーのキーボードキット
各機能はモジュール化されており、ケーブルで接続します。 組み立て後でも自由にレイアウト変更やモジュール追加が可能で、ユーザーの成長や用途の変化に合わせて継続的にカスタマイズできます。
他の自作キーボードキットとの比較
比較項目 | 一般的な自作キーボードキット | くっつきー |
---|---|---|
組み立て | はんだ付け必須 | ケーブル接続のみ |
部品調達 | キットにより、別途調達が必要 | 不要 |
必要工具 | はんだ付け関連工具 | 工具不要 |
組み立て時間 | 1時間以上(経験により変動) | 5分程度 |
失敗リスク | 部品破損、はんだ付け失敗の可能性 | 特になし |
後からの構成変更 | 困難 | 簡単 |
初期費用 | 工具代およびパーツ代 | 不要 |
拡張性 | 基板設計に依存。多くはソフトウェア部分のみ | モジュールの追加、配置変更が可能 |
異なる組み立てプロセス
一般的な組み立て
くっつきーの組み立て
現在の拡張可能なモジュール
今後さらに多くのモジュールが追加される予定です。ぜひご期待ください。
基本機能
- 4キー
- 5キー
- OLEDディスプレイ
- and more...
拡張機能
- トラックボール
- ロータリーエンコーダー
- and more...
知識がある方は、ユーザー独自のモジュールを作成して組み込むこともできます。
用途別カスタマイズ例
プログラマー向け
レイヤー機能で、記号や数字を含むコーディング効率を最大化。
推奨モジュール: 60%キーボード + トラックボール
ゲーマー向け
特化型レイアウト + マウス。特殊なキーマッピングを駆使してストラテジーゲームに最適化。
推奨モジュール: 片手用15キー + ロータリーエンコーダー
デザイナー向け
ショートカット専用キー + ロータリーエンコーダーで創作活動をサポート。
推奨モジュール: 片手用20キー + ロータリーエンコーダー複数

技術的なよくある質問
Q. 一般的な自作キーボードキットと根本的に何が違うのですか?
A. 最大の違いは設計思想です。一般的なキットは「一度組み立てたら完成」という特徴がありますが、くっつきーは「継続的にカスタマイズできる」ことを前提としています。モジュラー設計により、後からの変更や拡張が容易で、ユーザー環境の変化に合わせてキーボードも変化させることができます。
Q. モジュラー設計のメリットは具体的に何ですか?
A. 用途に応じて必要な機能だけを選択できる・段階的な機能追加でコストを分散・物理配列の自由な変更・部分的な故障時も該当モジュールのみ交換可能・将来の新機能モジュールに対応可能、などです。
Q. ファームウェアでどこまでカスタマイズできますか?
A. QMKをカスタマイズしたファームウェアを採用しており、レイヤー機能、マクロ、タップホールド、ロータリーエンコーダー設定、トラックボール調整など、豊富な機能に対応しています。また、オープンソースなので独自機能の追加も可能です。
Q. 他のモジュラーキーボードとの違いは?
A. くっつきーは一般にモジュラーキーボードとされるものと異なり、キー部分もモジュール化されています。そのため、独自の配列や微調整ができる点が異なります。また、手頃な価格設定、豊富な日本語ドキュメントが特徴です。
Q. 将来的な拡張性はどの程度見込めますか?
A. 可能な限り互換性を持たせるようにしていますので、新しいモジュールが出た場合も、既存のモジュールと併せてご利用いただけます。また、3Dデータ公開により、ユーザー独自のモジュール作成も可能です。
その他の質問は、FAQをご確認ください。
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